インターネットをパソコンやテレビ・ゲーム機で楽しむには、必ずモデムとlanケーブルを接続しなくてはいけません。このケーブルとは1998年にオーストラリアのIT企業が開発・販売したもので、ブロードバンド網が世界各地で整備された時代から今日まで使用されているものです。ADSL回線・光回線の両方に対応しており、光の乱反射によってデータ転送をしているのでどれだけ長いケーブルであっても、通信速度が低下しないという特徴があります。このlanケーブルに製造を手掛けているアメリカに本社があるバッファロー社では、各種さまざまな付加機能を有しているlanケーブルが販売されています。

バッファロー社は世界トップクラスのIT関連機器開発製造メーカーで、モデムからWi-Fiルーターなどを販売している企業です。lanケーブルも1999年から販売されており、一般的な塩化ビニールの外膜に覆われたものから、狭い隙間に設置できるフラットタイプ・最新通信規格に対応しているUHF方式ケーブルなどがあります。2020年4月にバッファロー社が新たに発表した新製品は、l電磁波をシャットアウトする特性を持つものです。lanケーブルの唯一の弱点が家電が発する電磁波であり、この影響を受けることで通信速度が大幅に低下する現象がありました。

この問題を取り除く製品をバッファロー社が発売するとわかり、各種メディアで大きく取り上げられたほどです。ケーブルの外膜に銅を含ませることで電磁波をシャットアウトでき、一般家庭から学校・企業などで重宝されることでしょう。