今や会社や学校・官公庁だけでなく、一般家庭でもインターネットは広く普及しています。このすべての施設でパソコンやテレビ等をインターネットに接続するには、必ずlanケーブルを使ってモデムとつなげなくてはいけません。lanケーブルは通常1mから15mほどの長さを商品化して家電量販店で販売されています。ところがこの長さだと、広大な敷地を有する事業所や生産工場では対応しきれないものです。

そのため各情報周辺機器メーカーでは一般向けとは異なって、事業所向けというlanケーブルも製造販売されています。事業所向けlanケーブルは15m以上の長さを有しているのが特徴で、そのまま使用すると通信速度の低下やケーブルの断線といったトラブルが発生することがあります。それらのトラブルを未然に防ぐ商品も販売されており、同時に用いるのが望ましいといえます。トラブル防止アイテムとして代表的なものが、「ブースターハブ」と「シールドカバー」の2つです。

これらの商品は事業所向けとしてはもちろんのこと、一般向けとして扱われているのが特徴です。「ブースターハブ」とは1本のケーブルの先端に取り付けて、さらに回線を分配することが可能です。長いケーブルだと途中で通信速度が低下しやすいですが、ブースターハブを介せば増幅機能によって通信信号の出力を強めることが可能です。「シールドカバー」とはケーブルの断線を防げる商品のことです。

机の下にケーブルが敷設される場合にこのカバーを取り付ければ、断線を防げます。