ゲーム機やパソコン・テレビなどでインターネットを楽しむには、必ずモデムと各情報端末をlanケーブルで接続しなくてはいけません。
このlanケーブルは1998年に誕生した情報通信用ケーブルで、世界共通規格となっています。誕生した当初はADSL回線向けの製品でしたが、現在ではADSL回線から光回線が主流となったことでlanケーブルも光回線に対応した製品が各社メーカーから販売されています。光回線に対応しているケーブルの特徴は、500Mbps~10Gbpsの高速通信を可能にしているということです。
従来の製品であればADSL回線を基準にしていたので、10Mbps~50Mbps程度の通信速度しか出せないものでした。これをより高速通信を可能にするにはケーブル内に2本のグラスファイバーを設ける必要があり、2008年に発売された光回線対応ケーブルは1mあたり約3、500円と価格が高いものでした。
2013年に次世代型lanケーブルがアメリカの情報通信端末会社が発表し、1本のグラスファイバーで最大6つの異なった周波数の乱反射を可能にした製品が登場します。これが現在の光回線対応lanケーブルで、クラスAAという表記がなされているのが特徴です。光回線本来の高速通信が可能なので一般家庭はもちろんのこと、automation化がなされている工場等でも利用されており、量産されていることで価格も大幅に下がって入手しやすくなりました。