結束バンドのヘッドなどの役割り

結束バンドはケーブルを壁に這わせたり、柱に括り付ける時に使われます。

簡単な作業で取り付けることができる使い勝手のよい留め具です。容易に外れないといった特徴があります。留める際は結束バンドを丸めるなどして対象物にあてがい、尖った方の先端を立方体のような形をしているもう片方の先端にある穴の中に差し込みます。穴から出てきた先端を、これ以上引っ張ることができない状態まで引っ張り、その部分をカットすれば作業は完了です。カットにはニッパーや切断もできる専用の結束工具が最適です。

ところで結束バンドは単なる細長い棒のような、とてもシンプルな構造をしています。ですが3つの部分から構成され、それぞれに名前と役割りがあります。立方体のような形をした先端部分はヘッドです。穴の中には突起があり、それによって引っ掛かりが生じ、抜けないようになっています。反対側の尖った先端はテールです。尖っていることによって穴の中へスムーズに差し込むことができます。

この部分は、差し込んでも抜いて外すことができます。そしてヘッドとテールの間はバンドです。バンドの片面には細かいギザギザが刻み込まれています。このギザギザはヘッドにある突起に引っ掛かるようになってます。しっかり引っ掛かるのは抜く方向だけです。そのためヘッドがこの部分に差し掛かると抜くことができなくなります。このようにヘッドなどの各部によく考えられた仕組みが備わっているため、シンプルながら結束バンドは使い勝手のよい優れた留め具となってます。
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