最近はDIYの情報がネットなどで広く伝わり、簡単な工事やリフォームは自分で行う人が増えています。

家の外にもクリスマスシーズンになると派手に輝く電飾を庭の木々や壁などに装飾するのが流行りで、これも一般の人が取り付けています。しかし屋外は冬といえでも日差しの強い日もあれば寒くて氷ができたり雨の日や風の日、寒冷地では雪も降り融雪剤を使うこともあります。使用する電気ケーブルや電源コードには、これらに耐えうる材質でできたものを使用しなければなりませんが結束バンドもこれら屋外の環境に適したものを使用することが必要です。結束バンドは電気線やケーブルを束ねて固定するもので、電気線が付近に散らばって歩いていてつまずいたり、断線や漏電などを防ぐ大切な役目をしています。

屋外で使用する時には外の環境に耐える材質で丈夫なものを使用し、特に冬の時期には融雪剤に対する対策が必要で、なぜなら融雪剤は塩化ナトリウムやカリウムなどの塩分でできているのです。塩分は鉄などを錆びやすくしたり、コンクリートも腐蝕させる強力な力を持っていて、プラスチック素材でできている結束バンドも劣化させます。じわじわと材質内に塩分が侵入し、素材の結合を劣化させることで固定が緩くなったり切断を起こします。ホームセンターなどで調べると屋外でも使える耐久性の高いものが売られているので、多少値段が高くても屋外専用のものを使うことが、大きな事故を防ぎます。